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先行配管とは？

全ての部屋にエアコンが設置できれば、問題がありません。しかしながらマンションによっては難しいケースもあります。

　そもそもですが、エアコンを取り付けるには、以下の２点が必須です。

１、室外機置き場の確保。

２、冷房中に発生する結露水などを排出させるための管（ドレイン菅）を通すため の穴 (スリーブ）が予め貫通していること。

　マンションの場合、洋室が廊下側に面しているという間取りは、非常によくあります。この様な場合、廊下に室外機用のスペースが必要です。かつ、廊下側の壁面にスリーブが開いていることが重要です。通気口用スリーブとエアコン用スリーブの２ヵ所、２つの穴があれば、ＯＫです。もしもスリーブが無いからといって、所有者だからといって、勝手に穴を開けることは出来ません。マンションのコンクリートは共用部分であり、構造上重要な躯体部分であるが故、殆どの管理組合では穴開けを禁止しています。

また、窓のない真ん中のお部屋にも、外部に通じる部分がないため、そのままではエアコンの設置が出来ません。

　そこで、リフォーム時に、エアコン設置のための工事を行います。壁や天井裏の支障のないスペースに水が流れる様に勾配をつけて、ドレイン菅をセットします。先に、菅を通しておくので、「先行配菅」、若しくは管が見えないので「隠蔽配管」などと言います。

　マンションには、管理組合の管理規約があります。廊下に物を置く場合の決まり事等は、管理規約や使用細則等でチェックが可能です。

弊社では、お客様が快適に過ごしていだだけるよう利便性を考慮して、先行配管を施す様に努めております。